本流のトラウト ニジマス

AUTHOR: Megaceryle
TITLE: 本流のトラウト ニジマス
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PRIMARY CATEGORY: 鮭・鱒族疑似餌釣
CATEGORY: 鮭・鱒族疑似餌釣

DATE: 03/04/2009 01:05:41
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さて3月、全国で河川が解禁となり皆様の釣果報告などが飛び交う中であるが、僕はスロースタートでゆっくり早春のシーバスなどを愉しんでいる。解禁前や冬のうちに放流されたトラウト達はまだ緩く弛んだ流れにユラユラとしており、餌釣の地元おじさん達の餌食になりやすい。解禁当初に放流場所で事実、乱獲とも云えるべき光景をよく目にしたものだった。
しかし幸いにも生き残った警戒心の強い逞しい鱒達は、下った本流やダム湖、或いは更に上流へと移動をして野生化してゆく。そしてGW明けの初夏の日差しは、瀬に鱒達を集めてくれる。本流の水温が10度を越えるといよいよ本格的なシーズンのスタートとなる。僕が本流を、一番楽しいと感じるのは5月中旬~6月末までである。そして大型化したトラウト達は普段、誰もが攻め難い流れ中に必ず泳いでいる。その付き場が変化するとき、川の扉が開く。
僅か数日とチャンスは限られているのであるが年間を通してもっとも近づけるのは魚が移動をしている時であり、鉱脈を当てれば毎日同じポイントを叩いたとしても次の日には別の魚が入ってくるのである。
本流ニジマス写真は10年ほど前に利根川下流域でキャッチしたニジマス、実はこんなサイズがゴロゴロいる。それが釣れるのかは別問題であるが、魚の移動や付き場を掴むと比較的容易に釣る事が出来る。それは、魚野川でも荒川でも千曲川でも同じであった。
一川三年(ひとかわさんねん)という言葉を仲間が話していた。どんな川でも三年間毎日の様に通う事で川の表情が、魚の付き場が見えてくるそうだ。僕は物覚えの早いほうではないので人の倍近くは時間を要する。でも通い抜いた先には必ず結果として魚は答えてくれたものだった。
サクラマスが一旦深場に沈み、鮎が苔を食み、本流ヤマメが急成長する頃、このニジマス達も野生を取り戻す。本流の釣り方に大きな差はないのであるが、ニジマスは少々小さいルアーが好きな魚ではないだろうか。大きなミノーやスプーンよりも小型のスプーンや70mm以下の小型のシンキングミノーでよく釣れた記憶がある。そして鰭の回復した瀬のニジマスはヤマメの比ではなくファイターである。まさに川の中の青物である。トラウトタックルで高性能ドラグの必要性を一番感じる魚種ではないだろうか・・・・・ジャンプも激しいが鋭いダッシュで走られる事も多い。
そしてニジマスにもまた銀系の細身で素早いタイプと、ずんぐりむっくりした個体で黒点の多いタイプと最低でも2種類はいる。そして驚くべき事実は、意外とあちこちで他のサケ・マスの様に産卵して稚魚が居ます。本当に日本の川に適応した外来魚である。そして淡水のルアー釣り、(内水面)ではバスに次いでポピュラーな魚種ではないだろうか。なーんだ虹かぁ~ってヤマメ狙いの人は嘆きますが僕はこの虹君は大歓迎です。
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AUTHOR: Megaceryle
TITLE: 遡上トラウトを求めて
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PRIMARY CATEGORY: 鮭・鱒族疑似餌釣
CATEGORY: 鮭・鱒族疑似餌釣

DATE: 03/05/2009 00:03:25
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子供の頃に見たニジマスやヤマメを釣りたくて、祖父に聞いた謎の鱒(サクラマス)が釣りたくて僕はトラウトの世界に突き進んで行った。そしてインターネットも普及する以前の情報といえば、釣人や地元の漁師から聞いた情報が一番有力であった。何を間違えたのか本流から始まった僕のトラウト釣りは、やがてダムや海からの遡上物を求めて東北地方を釣歩くスタイルになっていた。当時の愛車ランクル60の走行距離は年間約3万8千キロである。通勤にまったく使用していなかったことを考えると異常な走り方であったに違いない。働いた給料の全ては釣行費と釣具に注ぎ、休みになれば深夜高速を飛ばしては北陸や東北に飛んでいく。釣れても釣れなくても季節が変わる中でフィールドを変えて様々な釣をしていた。
あの当時、それをして得たものは何だろう。魚は確かに釣れた、大物でもない小物でもないそこそこのサイズをそこそこ釣って、人並み?な記録を持ち満足していたのではないだろうか。
僕が注目していたのは、サクラマス、アメマス、カラフトマス、シロサケという海から来る魚達であった。渓流に比べれば容易に大型が釣れるのと禁漁や規制、規則が厳しく釣が出来る場所は限られていたのでローカルルールで釣が可能な場所というのを探し求めていた。(キープしない釣り)
やがて下北半島の小河川でカラフトマスが釣れるという情報もそんな時期に飛び込んできた。情報元は一枚のFAX、叔父が青森の仲間から送ってもらったほんの一枚。僕はそれを見た瞬間に行くことを決意してしまう。渓流のルアーの経験も無い僕は、手当たり次第使えそうなルアーを買い漁り準備にかかる。そのまま行き着いた7月の釣行で無事、雄・雌のフレッシュランのカラフトマスをキャッチした。
下北半島                  その年の8月半ば過ぎ、台風が翌日通過するというのに竿を出し、無事に獲物をキャッチする直前のショット。この時僕はバラしてなるものか!と心の中で叫んでいた。梅雨が明けた夏の小河川は渇水しているので完全なサイトフィッシングになる。そしてこの様な写真を残してくれた釣仲間に感謝である。今では公にサケ・マスは調査目的での釣が許されているが、当時は黙認とかいう闇の釣であった。もう15年近く前なので時効ですかね?まあ全て海の魚も含め、当時はオールリリースであったが・・この直後、スカジットの皆川さんがこのカラフトマスの釣をビデオにして、その後北海道の一部がサケ・カラフトマスを解禁させ今の日本のサーモンフッシングが幕開けしたのである。もう僕はこの釣をすることはおそらく無いが、ダムや海の遡上トラウトは本流にはない魅力がある。何も居ない、小さなヤマメしかいないような渓流に突如、大型トラウトが姿を現し、小場所の大物という特殊なジャンルの釣りを僕等に与えてくれる。当時の僕の竿はUFM UEDA トラウトプラッキングGS-702である。本当に小場所の大物に適した竿である。でも、あれから15年釣りをした今の僕が行くのならもう少し違うセッティングで望むだろう、雑な釣りのわりにはフィールドが良かったから結果が出たのだと、今はわかる。

当時色々情報を下さった八戸のルアーマンの方、大変お世話になりました。本人さんは覚えていないだろけど、その方は渓流にしてはやや強めのウエダのCSⅡの6.5フィートに5ポンドラインを使われてました。そのタックルセッティングが実はすごく参考になったのです。
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AUTHOR: Megaceryle
TITLE: 湖のニジマス
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PRIMARY CATEGORY: 鮭・鱒族疑似餌釣
CATEGORY: 鮭・鱒族疑似餌釣

DATE: 03/10/2009 23:07:17
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鮎の友釣が盛期になり渇水を迎える8月、僕等は高地の湖を目差す。通常であればトラウトは沈黙する季節であるが、ある条件が重なると一転し、信じられない釣果をもたらす。
その事実をを知ったのは20世紀最後の年であった。真夏に関東地方を縦断した大型台風は、暴風と豪雨をもたらし僕等のフィールドであった本流の河原を跡形もなく濁流に飲み込んだのであった。
台風の爪跡は深く、1週間後になってもその濁りは回復することはなく、週末本流でのキャンプを予定していた僕等は途方に暮れてしまったのだが、そんな時は相談して釣り場を探した。
電話でN氏がこう切り出した「こんな時は湖でスプーンでも投げるか」
僕も久々に湖もいいね~!となり、半分はヤケクソの投槍で標高1500m高地の湖を目差した。この湖の平均アベレージは20センチ~25センチ。
ある意味フライではメジャーなフィールドであるが、大型など見込めない厳しいフィールドのはずだった。午前4:00現地に到着するとしばしの仮眠をとるが、数年ぶりのフィールドに少々興奮気味の僕はなかなか眠れず、あれこれ考えているうちに夜が明けてしまった。
売店が開くと、そそくさと遊漁券を買い早速湖岸を釣歩く。この時の相方は魚野川をはじめ本流を共に戦ったN氏である。実はこの当時からみても随分前、二十歳頃になるが、僕はこのフィールドでフライをした事があった。遠投したニンフに25センチほどの綺麗なブルーバックのニジマスが2匹、僕のフライを捉えたが、他は何も当らず虚しくポイントを後にした思い出があった。
それをN氏に話しながら、水温が低いと見込めるインレットを目差した。
この時の水温は表層で22℃完全にアウトかと思うくらい温い水だったのを記憶している。案の定あたりの無いまま時間は過ぎて行ったのだが、当然餌釣もフライの方も釣れていない状況であった。
しかしである。先の台風は確実に湖水をターンオーバーさせ沖合いではライズも見られた。
「ウン。釣れるだけの活性は有る。」僕等はそう踏んだ。そうして湖のコールドスポットを探してまた歩き始めた。やがて湧き水が流れ込む小さなインレットを発見する。流れ込みの水温は9℃、湖水とのその差13℃である。そしてそのチャネル沿いに湧き水の証、ポコポコと小さい泡を発見した。
5gスプーンをキャストしていた同行N氏が言う、「ここは水が重いな」と。
そう、彼はルアーの引き抵抗で僅かな流れを感じ取る能力をもっている。早速N氏は25センチほどのアベレージをキャッチする。僕も負けるものかとキャストを繰り返すがなかなか釣る事が出来ずに時間は流れて行ったのだが、遠くを見回していると、もう少し奥のポイントの水面に異変を感じた。
あれはライズっぽいな・・・。
移動して表層用の3gを遠投。リトリーブ直後にがっちり咥えたのは40ジャストの良型だった。
そしてその直後、僕等はその場所がパラダイスであることを知る事になる。釣れば釣るほどサイズは上がり、釣れる度に爆笑しながらキャッチする。しかもすべて40センチ以上、もちろん半径一キロ以内に誰もいない。そこからの3時間程で僕の合計は13本仕留めて終了した。湖での8月、快挙である。
虹湖 後にも先にも、その台風の年だけ湖の扉は開いたのだった。もしかしたら成魚放流なのかもしれないけど、とにかく型はよく魚体も綺麗だった。
現場にいたフライマンや色々な人にそのことについて探りを入れてみたけど、知る人は皆無だった。
ただその夜、友人のフライマンに話すと彼は翌日現場に急行し50~45センチを数本キャッチした。彼曰く「聞いたポイントだけライズがあるんだよ、こんなサイズ今まで一度も聞いたことはない」と話していた。その後4~5年は通ったが、その年を上回る様な釣果に見舞われる事は無かった。何時ものアベレージ25センチの湖に戻ってしまったのである。まあ、小さい魚がいるんだから大きいのがいて然るべきなのだけど、未だに不思議でならない。フィールドには爆発的に釣れる時が必ずあると僕は信じている。そしてその瞬間にフィールドに立つことが無ければ誰もそれを知らないという事になる。今も昔もそれは変わらないのではないだろうか。
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by toyosikigijie | 2012-12-31 14:05
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